今回は、2026年9月4日から2泊した「薬湯の宿 ホテルキャッスルプラザ多賀城」の宿泊記です。
旅の目的は、いつもの通り野球で、楽天モバイルパーク宮城で開催された北海道日本ハムファイターズ vs 東北楽天ゴールデンイーグルスの観戦。
前日まで名古屋に滞在していたので、そのまま北上して仙台入りするという、久しぶりの長い遠征になりました。

宿泊先に選んだのは、仙台市内ではなく、ひとつ隣の多賀城市。
JR仙石線「多賀城駅」から徒歩10分の場所にある「ホテルキャッスルプラザ多賀城」です。
仙台に来るときは毎回、仙台駅周辺に泊まっていましたが、たまには別の町に泊まってみたい、という気持ちがまずありました。
ただ、それ以上に大きかったのは、仙台駅周辺より宿泊費が明らかに安かったことと、翌日に松島へ出るのに便利な位置にあることです。
価格は素泊まり2泊で15,200円、1泊あたり7,600円。
これに朝食を1回だけ800円で付けたので、朝食付きで計算すると1泊8,400円ということになります。
この記事では、ホテルキャッスルプラザ多賀城の宿泊体験に加えて、宿名にもなっている薬湯の大浴場、本館8階のスカイレストランでいただく朝食バイキング、ファイターズ vs イーグルス戦の観戦記、そして日本三景・松島の観光まで、まとめてご紹介します。
ホテルキャッスルプラザ多賀城とは?

ホテルキャッスルプラザ多賀城は、宮城県多賀城市桜木にあるビジネスホテルです。
JR仙石線「多賀城駅」の南口から徒歩10分。
BBHホテルグループに加盟しており、正式名称は「薬湯の宿 ホテルキャッスルプラザ多賀城」といいます。
このホテルの特徴は、本館と別館の2棟構成になっていること。
2棟は1階の連絡通路でつながっていて、行き来に外へ出る必要はありません。
総客室数は161室。
別館は2階から11階までが客室で、今回私が泊まったのもこちらの7階でした。
本館は5階から7階が客室、8階が朝食会場となる「スカイレストラン・セゾン」、2階から4階は宴会場という構成です。
外観は、白とベージュを基調としたタイル張りの建物。

屋上には赤い円形のロゴと「ホテルキャッスルプラザ多賀城」の大きな看板が載っていて、交差点の手前からでもすぐに見つけられました。
周辺は住宅と商店が混じったエリアで、ドラッグストア、吉野家やローソンがあります。
宿泊客はビジネス利用や作業着を着た建設関係の方が中心という印象でした。
仙台港北ICが近く、夢メッセみやぎやセキスイハイムスーパーアリーナへも車で出やすい位置にあるため、仕事でもイベントでも使われているようです。
そして、このホテルを名前ごと特徴づけているのが、別館1階にある大浴場「多賀城de薬湯」です。
男女入替制で、サウナと水風呂も付いています。
ビジネスホテルの価格帯でサウナ付きの大浴場に入れるというのは、それだけで宿を選ぶ理由になります。

もうひとつ、館内の無料サービスがとにかく多いのもこのホテルの持ち味でした。
ロビーには約1,000冊のマンガと無料のマッサージチェア、無料のコーヒー・紅茶。
さらに無料のレンタサイクルまで用意されています。
駐車場も100台分が無料なので、車で来る人にとっても使いやすい一軒だと思います。
アクセスと立地
ホテルキャッスルプラザ多賀城の最寄り駅は、JR仙石線の「多賀城駅」です。
JR仙石線の仙台駅ホームは地下にあるので、地上駅から移動し多賀城駅までは約20分の乗車となります。

駅舎は赤い切妻屋根が目を引く橋上駅で、駅ナカにはコンビニ、改札を出てすぐ目の前にパン屋と飲食店があります。

ホテルへは、駅の南口から向かいます。
南口を出ると、バスとタクシーのロータリーが広がっていますが、奥の方にホテルの建物が見えています。

ロータリーを抜けて、そのまま横断歩道と橋を渡り大通りを南へ。

橋まで来るとホテルの全体像が見えるので、あとは直進します。
この辺りは商店や飲食店が並ぶ通りですが、歩道は広く、信号もそれほど多くありません。

交差点を渡ったところが、ホテルの正面入口です。
公式サイトの案内は「多賀城駅から徒歩7分」となっていますが、実際に歩いてみると10分ほどかかりました。
信号のタイミングが合えば、7分でも着くと思います。
ただ、荷物を持って歩く距離としては、体感は10分です。
道はずっと平坦で、坂も階段もありません。
一本道に近いので、初めてでも地図を確認する必要はほとんどありませんでした。
館内設備とサービス

自動ドアを入ると、ベージュのタイルが敷かれた広いエントランスです。
正面の奥にフロントカウンター。

「FRONT」「CASHIER」と英字で掲げられた、昔ながらのホテルらしい構えの受付でした。

入ってすぐ右手には、貸し出し用の傘が並んだ傘立てがあります。
今回は初日の15時にチェックインしました。
球場へ向かう前に一度部屋に入って荷物を置きたかったので、標準の15時ちょうどに合わせた形です。
このホテルで驚いたのが、無料の貸し出し品の多さでした。

フロント横の貸し出しコーナーには、枕が低反発・そば殻・プリンセスの3種類。
その他にアイロン数点と加湿器が並んでおり、アメニティは歯ブラシセット、ボディースポンジ、使い捨てスリッパと充実しています。

別館1F、エレベーター前の棚には、ボトルに入った化粧水、乳液、メイク落とし、クレンジング。

各階のエレベーター前には加湿空気清浄機、ズボンプレッサー、浴衣、帯。
さらに爪切り、充電器、くるくるドライヤー、ヘアアイロンは、フロントに言えば貸してもらえます。
必要なものを部屋に一式置くのではなく、使う人が自分で取りに行く方式です。
ビジネスホテルでこの品数を無料で揃えているところは、そう多くありません。

ロビーの一角は「リラクゼーションスペース」になっていて、ここがなかなか良い空間でした。
壁一面の棚に、マンガが約1,000冊。
赤いソファとテーブルが並び、無料のマッサージチェアも置かれています。

無料のホットコーヒーと紅茶のサービスもあり、時間は6時から10時と、18時から24時。
私はコーヒーを飲まないので使いませんでしたが、朝と夜の両方をカバーしているのは親切だと思います。

そしてBBHホテルグループらしいサービスが、ウエルカムドリンクコーナーです。
15時から24時まで、アルコールとソフトドリンクが1人1日1杯無料。
こちらも、私はお酒を飲まないうえに球場と部屋を往復していたので、結局一度も使わずに終わりました。
飲まれる方にとっては、1日1杯とはいえ地味に効いてくるサービスだと思います。
隣には製氷機。
自動販売機は1階と別館4階にあり、4階のほうはお酒も扱っています。
別館4階には電子レンジも設置されていました。
本館1階のフリースペースには割り箸も置かれているので、コンビニで買ってきたものを部屋で食べる分には困りません。

コインランドリーは別館の8階です。
洗濯機が1回200円で、乾燥機は30分100円、洗剤は無料。

洗濯機と乾燥機を1回ずつ回しても300円で済む計算で、遠征や連泊にはありがたい価格設定です。
室内には椅子も並んでいるので、待っている間に座れます。

無料のレンタサイクルもありました。
多賀城駅周辺は平坦なので、自転車があれば行動範囲はかなり広がると思います。

そして、このホテル最大のポイントが大浴場「多賀城de薬湯」です。
場所は別館の1階。
入口には木彫りの看板と暖簾が下がっていて、ホテルの中というより温泉旅館の一角のような佇まいでした。
男女入替制で、女性が16時から20時、男性が20時15分から24時と、翌朝6時から9時。
女性は朝の利用時間が設定されていないので、そこは注意が必要です。
私は初日、球場から戻ってきた22時ごろに入りましたが、浴場には他に1人しかおらず、ほぼ貸切のような状態でした。
薬湯は緑がかった色で、独特の香りがあり、旅の疲れを癒してくれます。
部屋の様子と設備

今回宿泊したのは、別館7階の1710号室です。
ルームキーはカード式ではなく、金色のタグが付いた物理キー。

部屋の電源は、このキーをドア脇のホルダーに差し込んで入れる方式でした。
外出のたびに抜き差しするので、キーを持ったまま出る癖がついていないと、部屋の電気を消し忘れることはありません。

ドアの内側には避難経路図とドアプレートが2枚。

入ってすぐ左のスペースには、茶色いスリッパが1組置かれており、壁には靴ベラが1本かかっていました。

その上は、ガラス板の棚で下にハンガーポールがあり、黒いハンガーが3本。
その横に消臭スプレーと衣類用のブラシが吊るされていました。

部屋は12㎡の細長いシングルルームで、入口から見て右手に姿見、奥に窓という構成です。

ベッドはセミダブルサイズが1台。
プランに「120cm幅セミダブルベッド」と明記されているとおりで、シングルベッドより明確に広く、寝返りを打っても余裕がありました。
掛け布団はクリーム色の羽毛タイプ。
寝心地は柔らかすぎず、球場と部屋を往復した日もよく眠れました。

ヘッドボードには、クリーム色のプッシュ式固定電話。
その下のコントロールパネルには、ENTRANCE.L(入口灯)、DESK.L(机上灯)、FOOT.L(足元灯)の3つのスイッチと、デジタル時計とアラーム。
そしてAIR CONDITIONと書かれたOFF/LOW/MED/HIGHのダイヤルが並んでいます。
いかにも昭和のビジネスホテルらしい操作パネルで、ここは年季を感じる部分でした。

ただし、空調については壁にダイキンのルームエアコンが別途設置されています。
型番はF25ZTES-Wで、2022年製。

このホテルは2025年8月に全室の個別空調化が完了しており、実際に温度を調整するのはこちらのリモコンのほうです。
ヘッドボードのダイヤルは、以前の集中空調の名残ということになります。

デスクは壁一面を使った横長タイプで木製の天板は広く、パソコンを広げても余裕があります。
正面には木枠の鏡、その上にシェード付きの照明。
椅子は背もたれがないタイプの木製チェアです。

テレビはSONYのBRAVIAで、リモコンと一緒にデスクの上に置かれていました。

デスクの引き出しを開けると、館内インフォメーションとクリーニングの伝票、それに延長コードが収められていました。
延長コードが標準で入っているのは地味に助かります。

デスクの脇には白い電気ケトルとティッシュボックス。

ドライヤーはデスクの左下にフックで吊るされていました。

型番はオーム電機のHB-HDK353で、消費電力は1200W。
白の本体にローズゴールドの差し色が入ったコンパクトなモデルで、折りたたみ式のハンドルが付いています。
ノズルは透明の集風器タイプ。
1200Wという数字はビジネスホテルの備品としては標準的で、風量が特別に強いわけではありませんが、髪を乾かすのに不足は感じませんでした。

冷蔵庫はデスクの右側、木製の枠に収められています。
型番はAbitelaxのAR-509E。
庫内は空の状態で、2Lのペットボトルは立ちませんが、缶やコンビニの飲み物を冷やすには十分なサイズです。

窓は黒いサッシの引き違いで、網戸付き。
開けられるタイプなので、空気を入れ替えられるのはありがたい点でした。
7階からの眺めは、多賀城の住宅街とマンションが中心で、絶景とは言えませんが、圧迫感はなく、明るい部屋でした。

続いてバスルームは洗面台、トイレ、浴槽がひとつにまとまった、標準的なユニットバス。

トイレはINAXの「シャワートイレ U100タイプ」で、品番はCW-U120L、色番はBU8のアイボリーでした。

操作パネルは「ビデ・おしり・止」に温水準備ランプが付いた最低限の構成です。

洗面台の蛇口は浴槽と共用のタイプで、温度は手動調整です。
洗面台の脇にはハンドソープ。

コップは、POLAのロゴが入ったトレーの上に置かれていました。

浴室の壁には、花王の2連ディスペンサーが設置されています。
左がリンスインシャンプー、右が全身洗浄料。
シャンプーとコンディショナーが分かれていないので、髪をしっかり洗いたい人は持参したほうがいいかもしれません。

シャワーヘッドはシンプルなタイプで、水圧は標準的でした。

浴槽はコンパクトですが、湯を張るには問題のないサイズです。
もっとも、1階に薬湯の大浴場がある以上、ここを使う機会はほとんどありませんでした。

タオル掛けにはバスタオルとフェイスタオルが1枚ずつ。
連泊特割プランでは清掃は入りませんが、このタオルは毎日交換してもらえます。

アメニティは、フロントの横とエレベーター前の棚から取ってくるスタイルで、歯ブラシとボディスポンジ、使い捨てスリッパを頂きました。
その横の朝食券はチェックイン時に購入した分です。
利用時間は6時30分から9時までと印字されていました。

歯ブラシセットも標準的なビジネスホテル仕様の低価格のものでした。
客室の紹介は以上です。
内装も設備も全体的に年季があり、新しさや高級感を求める人には向きません。
物理キー、昭和然としたヘッドボード、旧型のシャワートイレ。
このあたりは、価格を考えれば納得すべき部分だと思います。
ただ、清掃は行き届いていて、必要なものはひと通り揃っています。
120cm幅のベッドに、開けられる窓、机上の延長コード、そして階下の大浴場。
1泊7,600円という価格でこの内容なら、私は十分に満足でした。
ホテルキャッスルプラザ多賀城の朝食レビュー

朝食会場は本館8階の「スカイレストラン・セゾン」です。
別館からは1階の連絡通路で行けるので、外に出る必要はありません。
時間は6時30分から9時まで、最終入店は8時45分。
料金は宿泊客なら800円です。
当日フロントで申し込んでも同じ金額で、私はチェックイン時に2日目の朝食を購入しました。

8階に上がってまず目に入るのが、窓の外の景色です。
高い建物が少ないエリアなので、多賀城の街並みが一面に広がります。
ホテル側が「絶景朝食」と打ち出しているのも納得の眺めでした。

料理はバイキング形式で、ホテルの案内では30種類。

スクランブルエッグ、厚焼き玉子、焼き鮭、コロッケ、ミートボール、きんぴらごぼう、ひじき、青菜、サラダ、漬物と、和食中心の構成です。

ご飯は白米のほかに、青菜と鮭の混ぜご飯もありました。

いちばん印象に残ったのが、宮城の郷土料理「おくずかけ」です。
野菜やきのこ、豆麩を煮た汁にとろみをつけたもので、隣には白石温麺(しろいしうーめん)が用意されています。
温麺を椀に入れて、その上からかける形式でした。
とろみのついた汁が麺によく絡み、朝から体が温まります。
ビジネスホテルの朝食で、その土地の郷土料理をここまできちんと出しているところは、あまり記憶にありません。

もうひとつの宮城要素が、ずんだ餅。
枝豆の粒感が残った、甘さ控えめのタイプです。
この日は松島でもずんだソフトを食べたので、ずんだで始まってずんだで終わる一日になりました。

ドリンクはセルフサービスです。

私が実際に食べた料理がこちら。
800円の朝食としては、十分すぎる内容だったと思います。
品数が突出して多いわけではありません。
ただ、おくずかけと白石温麺、ずんだが普通の顔をして並んでいて、そこに8階からの眺めが付く。
宿泊料金が1泊7,600円なので、朝食を付けても8,400円です。
この価格でこの内容なら、付けない理由のほうが見当たりませんでした。
楽天モバイルパーク宮城観戦記(ファイターズ vs イーグルス)

15時にチェックインして荷物を置いたあと、そのまま球場へ向かいました。
多賀城駅から仙石線で宮城野原駅まで約17分、そこから徒歩5分。
ホテルからの所要は40分ほどでした。
球場に着いたのは17時過ぎです。
正面ゲート前は開門待ちの人で埋まっていて、外壁の大きなビジュアルと合わせて、着いた瞬間から雰囲気がありました。
カープファンの私にとっては、どちらも応援していないチーム同士の試合です。
それでも、球場そのものを見に行く価値のある一戦でした。

試合は初回に日本ハムが野村と水野の連続タイムリーで3点を先制。
楽天も2回と4回に1点ずつ返しますが、5回表にレイエスの2ランでファイターズがさらに2点を加えて突き放しました。
投げては、先発の北山が8回2失点8奪三振を奪って、最終的に5対2で日本ハムの勝ち。
安打数は11対3と、内容でも差がついた試合でした。
試合後は22時ごろにホテルへ戻り、そのまま大浴場へ。
男性の利用は24時までなので、延長戦にならない限り、ナイターを最後まで見ても十分に間に合います。
ホテルキャッスルプラザ多賀城は松島観光の拠点に最適

2日目は、朝食のあと松島へ向かいました。
多賀城駅から仙石線で松島海岸駅まで乗り換えなし、ホテルからの所要は約30分です。
仙台駅からだと40分近くかかるので、この日は多賀城に泊まっていたことが効きました。
駅を出ると、すぐ目の前が松島湾です。

最初に向かったのは、駅前の松島島巡り観光船企業組合海岸営業所。
ここで遊覧船の乗船券を買いました。

選んだのは松島湾一周の「仁王丸コース」で、料金は900円。
所要時間は約50分、およそ17kmを回るコースです。
出航は9時から1時間おきで、私は11時の便に乗りました。

船が湾に出ると、大小の島が次々と現れます。
波に削られて根元がえぐれた島、松が一本だけ立っている島。
日本三景と呼ばれる理由が、写真ではなく目で見るとよく分かりました。

下船後は瑞巌寺へ。
参道は杉並木に挟まれた石畳で、ここを歩くだけでも来た価値があります。

本堂は国宝です。
白砂が敷き詰められた前庭と、その奥に構える建物の組み合わせが印象に残りました。

拝観のあとは松島さかな市場へ。
1階の寿司・丼のコーナーで、海鮮ちらし丼を注文(2,600円)。

まぐろ、サーモン、いくら、ねぎとろ、えびが一杯に盛られていて、値段相応の満足度がありました。

食後に、近くの店でずんだソフトクリームを380円で。
朝食でもずんだ餅を食べて、この日は二度目のずんだになりましたが、宮城名物の味を選ばないわけにはいきませんね。

このあとは海沿いを歩き、松島湾を見渡せる場所まで出ました。
対岸へ渡る朱塗りの福浦橋を一望でき、手前の桟橋には遊覧船が並び、その奥に橋、さらに向こうに湾内の島々。
松の枝越しに切り取ると、松島らしさが一枚に収まる構図になりました。
橋は渡らず、この景色を眺めるだけでも満足できます。

松島海岸駅に戻り、多賀城へ。
ホテルに着いたのが15時半ごろでしたので朝食を食べてから戻るまで、およそ7時間。
松島を一通り回っても、夕方には部屋で休めるという距離感です。
仙台旅行に松島を組み込むなら、多賀城に泊まる選択は十分に合理的でした。
コスパと利便性

今回の宿泊費を整理します。
連泊特割プラン(素泊り)で2泊15,200円、1泊あたり7,600円。
朝食を1回800円で追加したので、支払総額は16,000円でした。
私の場合はここに楽天トラベルのボーナスプログラム割引が456円入り、宿泊分は14,744円になっています。
会員ランクによる割引なので、誰でも同額になるわけではありません。
仙台駅周辺なら素泊まりでも1泊1万円は超えます。
多賀城に泊まったことで、2泊で5,000円前後は浮いた計算です。
その差額の対価が、駅から徒歩10分と、球場まで片道40分という移動時間になります。
このプランは滞在中の清掃が入りません。
タオルは毎日交換されるので、2泊なら私はまったく気になりませんでした。
そのうえで、薬湯の大浴場、無料の貸し出し品、マンガ約1,000冊、レンタサイクル、無料駐車場が付いてきます。
1泊7,600円に対して、設備もサービスも明らかに上回っていました。
注意点はチェックアウトが10時と早いこと、フロントが深夜1時から6時まで閉鎖されることの2点です。
新しさや駅前の利便性を求めるなら、別の宿が向いています。
移動時間を10分足す代わりに宿泊費を下げて大浴場に入りたい、という条件なら、この宿は強いです。
周辺観光・グルメ情報&店舗情報
今回の滞在では、多賀城市内を見て回る時間がなかったので、店舗情報のみの紹介となります。
ホテルの周辺にはスーパーこそ近くにないものの、コンビニ、ドラッグストア、飲食店など生活に必要な店がひと通り揃っています。
仙台駅前ほどの選択肢はありませんが、素泊まりで泊まっても不自由しない環境でした。
特に焼肉系と居酒屋、スナックが多い印象です。
ホテル周辺の店舗と飲食店

いちばん近いコンビニはローソンで、徒歩1分ほど。セブンイレブンも徒歩圏内。

多賀城駅からホテルまでの途中にはマツキヨがあり、飲み物や日用品はここで済みます。

飲食店では、ホテル近くの国道45号線沿いに吉野家。
その他にも中華料理店、とんかつ屋、ラーメン屋、すき家もありました。

シャトレーゼも近所にあるので、部屋で食べるデザートにも困りません。
多賀城で実際に立ち寄った店

牛たん 善治郎(多賀城駅構内)
まずは、多賀城駅の改札を出たところにある牛たん専門店です。
到着してすぐ、ここで昼食にしました。

注文したのは牛たんラーメンセット(1,250円)。
炭火で焼いた厚切りの牛たんがラーメンに載っていて、麦ごはんとおしんこが付きます。
スープはあっさりした塩味で、牛たんの厚みと食べごたえが際立つ一杯でした。
仙台まで行かなくても駅の中で牛たんが食べられるのは、多賀城に泊まる人には便利だと思います。

そばの神田 町田屋本店
ホテルから歩いて行ける蕎麦店で、2日目の夕食に利用しました。
冷し薬味そば580円に、ミニ海苔おかか丼320円を追加して合計900円。

蕎麦は細めでコシがあり、薬味がたっぷり載っています。
この値段とは思えない満足感がありました。
外の看板には朝そば400円、ゲソ天300円とあり、朝から営業しているので、素泊まりプランで朝食を付けない日は、ここを使うという手もありそうです。

洋菓子 MURATA
ホテルの入口から道路を挟んだ向かい側にある洋菓子店です。
滞在中、前を通るたびにお客さんが常に出入りしていて、気になって寄ってみました。
店名は「Planet MACARON MURATA」。
調べてみると、マカロンとビーントゥーバーチョコレートで知られた店でした。
マカロンにはアーモンドの女王と呼ばれるスペイン産マルコナ種を100%使用し、和菓子の素材である上新粉を微量配合することでマカロンの性質を変えているとのこと。
このレシピは開発に20年ほどかけ、2000回を超える試作の上にあるそうです。

私が買ったのは、ココナッツ、黒胡麻 麻炭、キャラメルの3種類。
ココナッツはファイン・ココナッツとラム酒を混ぜ込んだ、南の島を思わせる香り。
黒胡麻 麻炭は、麻炭で生地を作り、黒胡麻のクリームに海塩とハチミツでアクセントを加えた、水墨画のようなモノクロームのマカロンです。
キャラメルは懐かしいミルクキャラメルの味を、ブルターニュ産の塩が引きしめる一品でした。
一緒に買ったクレームブリュレも印象的でした。
添えられた説明書きによると、表面のキャラメルには喜界島産のざらめ糖を使用。
購入から10時間ほどかけて溶けていくので、数時間後、少し溶けて黒蜜状になった部分とシャリっとした部分が混じる頃合いがおすすめだと書かれていました。
観光地ではなく住宅街の中に、こういう店がある。
これが多賀城に泊まる面白さだと思います。
ホテルの真向かいなので、手土産にも部屋でのおやつにも使えます。
まとめと管理人による項目別評価
以上、薬湯の宿 ホテルキャッスルプラザ多賀城の宿泊記でした。
薬湯の宿 ホテルキャッスルプラザ多賀城は、仙台駅前を避けて宿泊費を抑えたい人に向いた一軒でした。
多賀城駅から徒歩10分、球場までは片道40分。
駅前の宿と比べれば移動時間は増えますが、その代わりに1泊7,600円で薬湯の大浴場が付いてきます。
翌日に松島へ出るなら、仙台駅前より10分近いという利点もあります。
建物と内装には年季があり、新しさを求める人には向きません。
それでも、無料の貸し出し品の多さ、安いコインランドリー、8階からの眺めが付く800円の朝食を含めて考えると、価格に対する満足度は高い宿でした。
管理人独自の項目別評価
アクセス(多賀城駅から徒歩10分。平坦でわかりやすい道。)
外観(年季の入った建物で少し古さを感じる。)
部屋(12㎡に120cmのセミダブルベッドで少し窮屈。)
室内設備(物理キーなど全体的に昭和を感じる構成。)
Wi-Fi・電源(Wi-Fi接続は安定。電源の位置も良。)
浴室(客室のユニットバスは標準サイズ。大浴場有り。)
トイレ(INAXのシャワートイレU100タイプ。機能は最低限。)
アメニティ(貸出コーナーが充実。ボディースポンジ有り。)
食事(800円でおくずかけと白石温麺。8階からの眺望付き。)
スタッフ(チェックイン、朝食の申し込みとも対応は的確。)
周辺店舗(徒歩圏内にコンビニ、ドラッグストア、飲食店。)
周辺施設(JR仙石線で仙台市内、松島へのアクセス良し。)
周辺治安(住宅と商店が混じる落ち着いたエリア。)

